『素材採取家の異世界旅行記』~ あらすじ・キャラ・見どころ紹介!

本作『素材採取家の異世界旅行記』は、
漫画:ともぞ先生、原作:木乃子増緒先生による異世界転生漫画です。

あらすじ

 前世で退屈なサラリーマン生活をしていたら、身内も友達もいない「消え人」としてマデウス惑星に転生されてしまった。太陽系を管理する神様?曰く、マデウス惑星は文明が定期的に滅んでしまうため介入する事になったとか。召喚によって世界全体に良い意味で影響を波及させたいと考えている。

 剣と魔法の世界で生きていけるように異能(ギフト)を授けてくれるというが、まさかのオーダーメイド制のつけ放題選び放題! 思いつく限り、有効な異能を選んでみたが、資金だけは授かれないので探査能力で自給自足生活を選択。

 目立たず、気ままな生活を望んでいたが、どうやら異能がチート過ぎたため、採取した素材が高品質すぎて早速驚かせてしまい…!?

登場人物紹介

神城 タケル

 28歳。前世では、冴えない見た目で身寄りも無い孤独なサラリーマンだったが、転生先では高身長のイケメンに!異能の複数持ちで毎日が楽しすぎる生活になってしまう。

 身体能力や魔力も飛び抜けた高さを誇っており(そのためランクの低いモンスターは寄り付かない)、採取した素材を換金する際に目立つため、意図せず素材採取専門家として扱われてしまう(あまりにも品質の高い素材に出会うと採取を遠慮することすらある)。目立ちたくないので、反論せずにいると素材採取の依頼が次から次へと舞い込み、どんどん評判が高まってしまう。

 素性を隠すために、極力異能を隠すようにしているが、人の良さから、困った人を放っておけずに強力な魔法攻撃や治癒魔法を使って噂が広まってしまっている。

 先々の事を良く考えて冷静に行動を選択することが多く、他の登場人物がやんちゃに振舞う様子を突っ込むことが多い。

 食事と風呂が好き。特に白米が好きだが、異世界では認知されておらず、いつか食べたいと思っている。

ギルディアス・クレイストン

 元々リザードマンの戦士だったが、タケルに古傷を治してもらったことをきっかけにパワーアップして竜人に進化した。リザードマン時の戦闘力も高かったが、竜人になってからの漲る強さは化け物じみており、自分自身でも恐れを抱くほど。

 タケルには立ち回りを指南する事が多く、説教も多いので煙たがられるが、頼りにされている。

 ドワーフ国を救った栄誉の竜王として知られ、一目置かれているが、実は噂が大きくなっただけで、あまり大きな活躍をしたわけではないことを少し恥ずかしがっている。

太陽系の管理人(神様?)

 タケルを転生させた張本人。転生者に異能を授けることが出来る。万能感を醸し出しており、何か大切なことを省略して伝えている様子が伺える。

 爽やかな好青年で、ティータイムが好き。

 実は今回の転生は臨時要員として行ったため、どこか他人ごとな雰囲気がある。少しいい加減なところがあるが、タケルの様子を常に見守っている。

ブロライト

 エルフ族。美しく、超がつくお人よし。美貌とは裏腹に、大食いでいびきが大きい。

 2本の小刀で戦う剣士で、ハイエルフ族の中でも身分の高い者しか持たない武器を装備している。

 初めての出会いは、森でお腹を空かせて倒れていたところをタケルに救われた。さらに、旅先で白馬探しと資金不足に困っていたところ、タケルに協力を持ちかけられ、一時共に行動する。

見どころ – 好きなシーン

 採取用のハサミを製作してもらうために鍛冶屋に立ち寄りますが、材料が不足しており、素材の調達を引き受けます。その採取先で、SSランクの地下の魔素水を発見しますが、実は古代竜の住処であることが判明します。そして、古代竜がタケルの魔力の高さに反応して目覚めてしまいます。

 古代竜はタケルの実力を見込んで頼みごとをするため、その報酬としてミスリルを差し出します。SSランクの品質の高さに、目立ちたくないとタケルが一片だけ受け取ると、その欲の少なさにますます古代竜に気に入られてしまい、予期せぬ頼まれごとを引き受けることになります。そんな古代竜との出会いのシーンが好きです!

見どころ – 関係性、ここに注目!

 タケルとブロライトの関係です!

 転生の際に、タケルは神様にせっかくなので可愛い仲間(女性)が欲しいと依頼し、いつか出会えるように約束を取り付けます。その相手が誰なのか定かではないですが、運命的な登場の仕方が多く、一瞬美しさに心を奪われるような描写がされます。

 ブロライトはタケルに何度も救われた事から大恩を感じており、いつか返すことを約束しています。身分や冒険の目的に謎が多く、秘密の多い女性として魅力が際立っています。どちらも好意はまだ覗かせていませんが、今後の発展が気になる関係です!

 ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!