『失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~』~ あらすじ・キャラ・見どころ紹介!

本作『失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~』は、
漫画:肝匠&馮昊先生(Friendly Land)、原作:進行諸島先生(GAノベル/SBクリエイティブ刊)、キャラクター原案:風花風花先生による異世界転生漫画です。

作品概要・あらすじ

 最強の生物ですら30秒程度で倒してしまう最強賢者ガイアスがいました。ガイアスはそれだけの強さがあっても満足しておらず、更なる強さを求めて転生しました。戦闘向きの紋章を手に入れる為に。

 ガイアスが転生したのは5000年後の世界で、ヒルデスハイマー準男爵家の三男マティアスでした。目標としていた戦闘向きの第四紋を手に入れたものの、周囲からの反応は微妙。なんと5000年後の世界では、ガイアスが戦闘に不向きだと見切りをつけた第一紋が栄光紋と持て囃され、第四紋は失格紋と蔑まれていたのです。

 さらに転生前だと魔法は無詠唱が当然だったのに、この世界では詠唱魔法しかありません。マティアスは成長すると、これは魔族が人類を弱体化させる為の策略だと知り、その陰謀に巻き込まれていくのでした。

登場人物紹介

マティアス=ヒルデスハイマー

 5000年前は向かうところ敵なしとされた最強賢者ガイアスが転生した少年。ヒルデススハイマー準男爵家の三男。相性は「マティ」か「マティくん」。

 まだ発展途上な少年である為、ガイアス程の戦闘力はありません。しかし記憶は受け継いでいる為、前世で培った戦闘技術と考察力を活かして強敵をバンバン倒していきます。

 次兄との関係は最悪なものの、父と長兄との関係は良好です。長兄に準男爵家を継がせる為、魔法のコーチをした間柄でもあります。

 12歳になると実家を出て王立第二学園へ入学。ここでその力を存分に発揮し、学園内に無詠唱魔法教育を広める等の革命を起こします。クラスメートのルリイとアルマ、暗黒竜イリスとパーティーを組んで魔族の野望を叩くべき奮戦中。

ルリイ=アーベントロート

 栄光紋と称される第一紋の持ち主であり、魔法付与師を目指す少女。王立第二学院入学試験前日、マティアスから助けてもらった事がキッカケで知り合いになります。

 入学後はマティアスと仲良くなり、パーティーメンバーに。魔法付与等を色々教えてもらい、メキメキを頭角を現しています。今はマティアスと共に魔族と戦う日々を送っています。

 マティアスに男性としての好意を持っていますが、良いムードになるとそれを知っている親友アルマに茶かされる事も。

アルマ=レプシウス

 ルリイの親友であり、ボーイッシュな雰囲気をしたボクっ娘。紋章は常魔紋で、相性の良い弓を愛用。マティアスから誘われ、ルリイと共にマティアスパーティーへと参加しました。

 マティアスから弓矢用の魔法を教わっており、魔族相手でも戦える程の実力を身に着けます。ハキハキと誰とでも話せる性格をしており、このおかげでアルマ達はマティアスと知り合うことが出来ました。

 マティアスへは好意を持っていますが、それは友人として。ルリイとマティアスの関係を応援するという立ち位置にいます。

イリス

 マティアスがガイアスだった頃からの知り合いで、普段は人化しているものの実は伝説とされる暗黒竜。ルリイとアルマはマティアスの前世がガイアスだと知らないものの、イリスは知っています。

 マティアスは魔族討伐へ向かう際、アッシーとしてイリスを勧誘。以降イリスはマティアス達と行動を共にし、魔族と戦っています。

ギルアス

 Sランク冒険者の中でもトップクラスの実力を持っており、紋章はマティアスと同じ第四紋。

 マティアスのAランク昇格試験の試験官を務めた際、マティアスと立ち会っています。以降ギルアスはマティアスの実力を認め、追いつけ追い越せの勢いで修行に励んでいます。たまにマティアスと共闘することも。

見どころ – 好きなシーン

 マティアス vs ギルアスのバトルシーンがイチオシです。

 マティアスは12歳となり、ある程度身体が出来上がってきています。全盛期に比べると話になりませんが、数多の魔族を倒したその実力は本物。

 対するギルアスはSランク冒険者の中でも上位に位置し、この世界なら最強と言っても過言でない程の実力者。如何なマティアスとてギルアス相手では苦戦するのは?とハラハラさせられた戦いでした。

 戦闘中、マティアスの技術を理解吸収し、成長していくギルアスが素敵でした。

見どころ – 関係性、ここに注目!

 マティアスとルリイのカップルが純愛していていいですね。

 マティアスはガイアスの記憶があるとはいえ、恐らくガイアスの頃は魔法一辺倒で恋愛等はしてこなかったのでしょう。だからか恋愛に免疫がなく、年頃の少年独特の思春期っぽさを見せてくれます。ルリイの可愛さに赤面してしまうところが可愛いですね。

 一方ルリイもマティアスに惚れており、不意にマティアスの身体に触れたりすると顔を真っ赤に。その度に恥じるマティアスとルリイの姿が青春というか甘酸っぱさを覚え、素敵な関係だな~なんて思います。

 ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!