『黒の魔王』~ あらすじ・キャラ・見どころ紹介!

本作『黒の魔王』は、
漫画:的場りょう先生、原作:菱影代理先生、キャラクター原案:森野ヒロ先生による異世界転生漫画です。

あらすじ

 舞台は中世ヨーロッパのような、亜人族と呼ばれる人族と普通の人族が暮らす異世界。突如、目つきが悪いが性格の良い高校生が異世界に召喚され、迫害を受けている亜人族たちと共に人族に対して戦うダークファンタジーなお話です。

 高校生の黒及真央は、性格はよいのだが、目つきが悪い強面の顔のため、周りから敬遠されるタイプ。女子の白崎さんと二人だけの部活動をしていると頭痛が起こり、目が覚めると研究所のような場所で拘束されていました。

 頭に強制命令の輪冠をつけられ、扉から出てくる人間や魔物相手に、戦いに強制参加させられます。最後の試験として、同じ人体実験の被験者と戦闘になり、辛くも勝利します。

 研究所の人間を殺して脱出を図る際、謎の女性神官と遭遇し、相手との実力の差を思い知りますが、かろうじて逃げることに成功します。船でパンドラ大陸に渡り、そこで仲間から見捨てられた半人半魔の妖精・リリィと出会い、物語は進んでいきます…。

登場人物紹介

黒及 真央

 目つきが悪い強面のせいで周りから敬遠されるタイプの高校生。しかし性格は良く、口には出しませんが、周りの人間に対して配慮するなど良識も備わっています。高校生にしては大人びている印象。

 異世界に召喚された初めのころは、生き延びるために戦いを続け、精神が摩耗していきますが、日本に帰るために適応していきます。

 女性に限らず相手に真摯で、物事の判断も良いですが、恋愛事情に対しては鈍感です。人間と違う亜人に対しても偏見はありません。

 十字軍との戦闘においては、軍師としての役割を果たす一方、単独での戦闘により攪乱するなど、戦術の幅は広いです。

 亜人の戦友達が一人を残して全滅したとき、人格が崩壊しそうになり、世界を呪って絶望しましたが、自分で救える命があるなら救うべきと考えるようになり、人間的に大きく成長していると感じます。

リリィ

 半人半魔の妖精族で、周りから仲間はずれにされている少女です。満月の光を浴びると、手のひらサイズの大きさから大人の女性へと変貌します。

 黒乃のことを一番に考えており、彼のことを侮辱する人間や妖精族に対して容赦なく敵意を見せ、攻撃を仕掛けます。いわゆるヤンデレ少女です。

 魔法能力が高く、黒乃をはるかに超え、十字軍との戦闘では航空魔導士と交戦し勝利しています。黒乃とある使徒の戦いでは、参戦し生き延びた数少ない人物の一人です。

フィオナ

 人族でありながら、魔族側の立場に立って黒乃とともに戦う、仲間の傭兵家業の魔法使い(巨乳)です。元十字軍の人間で、火炎系の魔法に強く、威力は強いのですが、魔法の制御はいまいちです。

 美味しいものを求めて、パンドラ大陸で黒乃達と出会い、亜人族に偏見もなく黒乃に協力しています。

 いつも眠そうな顔をしていて、何を考えているのか表情からは読み取れませんが、十字軍との戦争においては亜人側の立場で戦い、教会の使徒と黒乃と一緒に戦い生存をしている一人です。

第七使徒サリエル

 黒乃が研究所で会った、ポニーテールの髪形をした少女。不愛想で無表情であり、黒乃が当初出会った人間の中では歯が立たないほど強いです。

 黒乃が逃げおおせたときは、彼が逃亡できたことを喜んでいる場面が見られます。

 彼女もある神父によって輪冠を外される場面があるので、彼女もおそらく人体実験により生み出された被験者の一人と推測されます。

ニャレコ

 パンドラ大陸でギルドの受付をしている猫獣人族の女性です。黒乃にニャンコさんと間違われるほど、顔がまさに猫顔の女性です(ニャンコと言ってはいけません)。

 普段はギルドの仕事が暇で、黒乃が来るまでのんびりしていました。黒乃がいない時に、十字軍の襲撃により命を落とします。

見どころ – 好きなシーン

 リリィが黒乃と出会い数日してから、リリィが大人になる場面です。漫画だから見ることができるHなシーンは、成人男性用漫画になっていますが、そこはお構いなし。その場面を見ない男はいないはず! 第5話、ラストのあたりで天国が…!

見どころ – 関係性、ここに注目!

 黒乃とリリィさんかな。リリィさんの大人の姿は魅力的なので。ただ高校生の黒乃とは少し早い気がしますが、漫画なのでいいですよね。ヤンデレ少女は怖いですが、異世界なんだし黒乃君の癒しとしても貴重かと。黒乃がリリィさんや他の女性に刺されないようお祈りしつつ見守ることにします。

 黒乃君の代わりに私がリリィさんとそういう関係になりたいです。リリィさんの大人の姿には興奮してしまいます。もし異世界に行けたら、リリィさんのような美人とお近づきになりたいですね。

 使徒のサリエルもいいけど、出番が少ないので判断が難しいです。

 ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!