『ライドンキング』~ あらすじ・キャラ・見どころ紹介!

本作『ライドンキング』は、馬場康誌先生による異世界転生漫画です。

あらすじ

 プルジア共和国終身大統領アレクサンドル・プルチノフ大統領は、ありとあらゆるものに騎乗することで自分を満たすという人物である。

 ある時、プルチノフの不大統領は、自らのペットに騎乗し散歩を楽しむという公務とは別にオフの時間を過ごしていたところ、テロリストに襲撃を受ける。しかしプルチノフは、元々、戦闘力が異常に高いがゆえ、簡単に、テロリストの襲撃を跳ね返すことに成功する。

 ただ、プルチノフを抹殺しようとしたテロリストのトラックが運悪く、プルチノフ像に激突したおかげで、大統領であるプルチノフ大統領に自らの像が直撃して、大統領は意識を失うのだった。無事、意識を戻した大統領であったが、そこはどう見ても異世界で、飛竜が飛ぶ世界だった。

登場人物紹介

アレクサンドル・プルチノフ

 プルジア共和国の大統領です。大統領ですが、プルジア自体はもともと、強い男性がリーダーになるため、武力によって大統領という身分を得た人です。武力を持ちつつ、他者をいたわる精神を持っています。オキナワ流の空手を使用して気功術にも精通する武人でもあります。

 性格はとても温厚ですが、どのようなものでも一度またがり、乗ってみたいという欲求が激しく、特に異世界に転生してからは、竜だったり、オークだったり、トレントという人面木だったり、でっかい亀だったりと様々なものに乗りたがっています。なお、またがられた側は特に嫌だということはなく、むしろ、プルチノフから出るエネルギーによって充実した気持ちになれると好評だったりします。

ガマラ

 プルチノフと敵対してあっけなく殺された親分オークの一人です。豚人間のような生物で、知識があり、とてもグルメです。

 「強い人物にこびへつらう」というのがオークの精神。ガマラはオークの親分だったにもかかわらず、割とあっさりと抹殺されたので、これ以降登場するオークは、プルチノフ側につきます。猛烈な勢いで温厚な性格になり、かつ猛烈にグルメになり、どんどんと体重が増えるという力士化が進みます。

エドゥ

 死の谷を治めるオーガの女王です。オーガ種族は、力が強くないと王になれないという宿命があり、その宿命から、自らを鍛え上げ強くなった女性のオーガです。

 プルチノフのことを『おやじ』と呼び従います。女王でありつつ、尊敬すべき人物については尊敬をするという、力だけでは女王としてはふさわしくないということをも考えている女王です。なぜ、このように考えるかは、彼女の暗い過去に秘密があるようです。

ボッチ

 プルチノフが移動時に乗る乗り物で、ホッチという鳥類です。見た目がファイナルファンタジーに登場する、チョ〇ボみたいな種族です。プルチノフのやさしさと動物たちを愛する心にひかれ、移動時の乗り物以上に活躍する鳥類です。

 自慢の脚力で強烈な蹴りを繰り出すなど、格闘戦術が割と得意です。

ジェラリエ・ゴルドー

 自らがサテュロスという半人半馬であるということを隠して、ケンタウロス狩りをしていた女性の騎士です。

 彼女は最後は、処刑によって殺されるはずでしたが、別の魔族の手によって殺害されます。

見どころ – 好きなシーン

 この漫画の見どころは、格闘シーンです! ところどころに、キン肉マンだったり、聖闘士星矢みたいなオマージュがある点で、パロディ要素がある格闘シーンがあります。ガマラに対しては、キン肉マンの、パ〇スペシャルをぶちかましたり、オーガ式の必殺技にも、男塾のような必殺があったりと、割とまじめなシーンをパロディで面白くしている点が見どころだと思います。無論パロディの内容が分からなくとも画力で十分楽しめます!

見どころ – 関係性、ここに注目!

 この漫画はそもそもが格闘を売りにしているマンガなので、カップルというものはほとんど存在していません。見どころにおいては、プルチノフが様々な異世界の住民と触れ合う上で優しさを見せていて、かつ相手を鍛え上げて精鋭に仕立て、生きる知恵のようなものを与えたりとまさに聖人になるところです。

 プルチノフ大統領には、ルチアという奥さんがいたのですが、その思い出を、獣王様という人物から思い出させてもらうシーンも、見どころかと思います。

 ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!