『回復術士のやり直し』~ あらすじ・キャラ・見どころ紹介!

本作『回復術士のやり直し』は、
漫画:羽賀ソウケン先生、原作:月夜涙先生、キャラクター原案:しおこんぶ先生による異世界転生漫画です。

あらすじ

 裕福な生活ではないものの、穏やかな生活を送っていた主人公、ケヤルは、ある日突然自分が癒の勇者である事実を明かされ、勇者の一人として旅に出ることになります。

 しかし、それが地獄の始まりでした。主人公のスキル「回復」は、欠損した部位を回復することができるという普通の回復ではありえない効果を持つ代わりに、その人の受けた苦痛や恐怖を追体験しなければならないという代償を支払わなければならなかったのです。

 あまりにも重すぎる苦痛に、主人公は回復を拒みますが、残忍酷薄かつかなりの加虐癖をもつ王女に薬漬けにされ、回復魔法を使うため、そして性欲のはけ口として虐待を受け続けます。

 そんな中、魔王との決戦の時に薬物耐性を取得し正気を取り戻すケヤル。回復魔法を使い時間軸を戻し、前世のやり直しを始める復讐物語です。

登場人物紹介

ケヤル/ケヤルガ

 癒の勇者で回復魔法を使います。

 一度目の人生では、回復魔法の代償のあまりの重さに回復魔法を拒み、王女に薬漬けにされ性欲のはけ口や回復魔法役、暴力のはけ口など様々な虐待を受けていました。また、性的な虐待を加えていたのは王女だけではなく、男性からも受けていた描写も。

 本来は純粋で優しい青年でしたが、数々の暴力にさらされ性格はゆがみ、二度目の人生では王女に熱した鉄の棒を突っ込む場面や王女を改良する場面、同性愛者の女性を嬲る場面など、本来の穏やかな気性から全くの別人のような性格に変わっていきました。

 また、敵とみなしたものには冷徹で容赦がなく、復讐の対象である勇者一行は死よりも惨い復讐をされています。

フレア・アールグランデ・ジオラル

 ヒロインの一人で、ジオラル王国の王女。勇者の力により4属性の攻撃魔法や第五階魔術を扱うことができます。

 表向きは聖女のような優しい笑顔を持つ少女ですが、実際はかなりの加虐癖をもっており、己以外のものを全て見下している性格の持ち主です。

 二度目の世界ではケヤルに拷問という拷問をされ、回復と改良で記憶と容姿を変えられケヤルを盲目的なまでに愛する術者兼性奴隷に。名前もフレアからフレイアに変わりました。

ブレイド

 剣の勇者で、男装の麗人。フレアを慕っていました。

 同性愛者ですが、気に入った女性を見つけると拉致しては性的暴行を加えていました。また、男性であるケヤルに暴行を繰り返しては悦に浸る加虐趣味ももっています。

 二度目の世界でブラニッカという町で女性を食い散らかしていたところ、女装したケヤルに騙されラグナロクを手放してしまい、毒を撃ち込まれてしまいます。彼女の最期は、ケヤルが用意した男たちに犯され、貪り食われるというものでした。

ブレット

 砲の勇者でケヤルに一目ぼれした同性愛者。薬漬けにされ自我のないケヤルを好き勝手に犯しては性欲のはけ口にしていました。

 また、彼は普段神父として自身が経営する協会に身寄りのない少年を受け入れていますが、裏では己の性欲を満たすために少年たちを洗脳してる異常者です。彼は、自分の愛する少年が醜い大人の姿になることが許せず、教会を旅立とうとする少年を殺してはコレクションとして飾っていました。

 二度目の世界では自らが新皇帝と名乗り、世界中に戦線布告をしています。

セツナ

 氷狼族の少女。レベル上限が7とかなり低く、幼少期は戦闘の天才と謳われていましたが、すぐにほかの子供たちに抜かされ、落ちこぼれの烙印をつけられました。

 ある日仲間の氷狼族と共に人間つかまり、奴隷として拉致された後に奇病にかかり廃棄予定として隔離され、人間への強い復讐心をもつ瞳をケヤルに気に入られ買い取られます。

 彼女はケヤルの復讐の対象ではないため改良はされていませんが、レベル上限を上げてもらったことや人間への復讐の手助けをしてくれたケヤルを心から慕っています。

見どころ – 好きなシーン

 ケヤルが薬物耐性を得るシーンです。

 一度目の世界で必ず復讐をすると誓ったケヤルは、二度目の世界で記憶を取り戻してすぐ薬物耐性を得るための特訓を始めます。そして、二度目の世界で薬漬けになって少し経った頃、薬物耐性を獲得したことでケヤルの復讐が始まります。薬物耐性を得るまでのケヤルの想像を絶する努力や、薬物耐性を得てケヤルが正気に戻った時の描写が強く印象的でした。また、自我を取り戻してもレベルを上げるために我慢し続ける場面は、ケヤルの復讐心の高さが伺える場面です。

見どころ – ここに注目!

 フレア王女の復讐シーンです。

 一番最初の復讐相手であり、ケヤルの人生を狂わせた人物でもあるため、復讐するときのケヤルの興奮したような表情が強く印象に残りました。

 また、一度目の世界では王女は自分の性欲を満たすために薬を陰部に塗り付けケヤルに舐めさせていたのに対し、二度目の世界では熱した鉄の棒かケヤルを選ぶかを迫られケヤルのもので処女を散らすなど、一度目の世界と二度目の世界とで全く違う関係性なのがとても魅力的です。

 ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!