本作『ライブダンジョン!』は、
作画:ことりりょう先生、原作:dy冷凍先生、キャラクター原案:MikaPikazo先生による異世界転生漫画です。
目次
あらすじ
主人公・京谷努は、『ライブダンジョン』というMMORPGに熱中していました。しかしそのライブダンジョンもサービス終了が目前となります。そこで努は一人で5台のPCにより、5キャラを同時に操作し、最下層の最終ボスを討伐します。
すると「単独でのダンジョン制覇おめでとうございます!そんな貴方にはこれを差し上げましょう!」と個人チャットが送られてきて、アイテムをもらうとゲーム世界へと転移していました。
努は白魔導士という職業だったのですが、これが超不遇職で不人気。ヒーラーは寄生職であり、回復ならポーションで事足りるからパーティーには不要という認識が広がっていました。努にツテはなく、また転移時に高額アイテムを持っていた事から周囲から妬みを買っています。
ライブダンジョンというゲーム同様のシステムなので、どう攻略すべきは理解しているもののヒーラー一人では何も出来ません。そこでギルドは救済処置として、ギルド職員のガルムとエイミーをつけるのですが、するとたった3人で次々と階層を突破。フルPTでも討伐出来たのは数パーティーというボスまでも討伐してしまいます。
努の活躍により、周囲は白魔導士への認識を改めて行く事となります。
登場人物紹介
京谷努(ツトム)
ライブダンジョンにハマってしまい、一人で5台のPCを操作して最終ボスまで倒してしまう程のやり込みプレイヤー。それが祟ってゲーム内の世界へ転移してしまいます。
MMORPG内で起こる数々のトラブルも経験しており、ゲーム中にトラブルがあっても、それと重ねて見てしまう傾向があります。論理的な思考が得意で、どうすれば効率的に稼げるか、ボスはどう討伐するのがベストか等の方法を導き出していきます。
性格は冷酷な部分があり、やられた事はやり返すタイプ。それはツトムを陥れようしたソリット社のミルルへの対応を見ればわかります。一見人当たりの良いツトムですが、それには裏があったりします。そのようにした方が自分を利するからというのが、その根底にあります。
ガルム
ギルド職員で、ツトムの初期パーティーメンバー。タンカー職として敵の攻撃を一身で支えます。性格は正義感が強く、面倒見も良い兄貴分タイプです。
ガルムはタンカー職に悩んでいました。本来タンカー職は、敵の攻撃をその身で受け、ダメージをヒーラーが回復させてパーティーは成り立つもの。しかしこの世界だとヒーラー職は不遇でPTにおらず、タンカーにも火力を求められます。前衛なので後衛より攻撃力はあるものの、アタッカーには敵いません。そういった経緯もあってタンカー職に限界を感じていました。
しかしツトムの提示したパーティー構成だとタンカー職は大活躍。タンカー職にヤリ甲斐を見出し、ツトムに心酔しています。
エイミー
ギルド職員で、ツトムの初期パーティーメンバー。双剣士という女性アタッカーで、猫人。迷宮都市ではアイドル的存在で、人気はあります。性格は気まぐれで、猫っぽいです。感情的になる面もあり、それでトラブルを起こす事もチラホラ。
敵の攻撃はガルムが引き受けてくれるので、攻撃に集中出来ます。また、ツトムからヘイスト等のバフをもらえるので、エイミーは火力職としての本領を十二分に発揮出来ます。これをエイミーは気に入っており、こういった構成や攻略を編み出すツトムに心酔しています。
カミーユ
ギルド長で、神竜人。大剣士というアタッカーについており、謹慎となったエイミーの代わりにツトムのパーティーへ参入します。
「龍化」というスキル使用時は攻撃力が高すぎるため、ヘイト調整の為に攻撃の手を緩める事が必要なほどの高火力アタッカーです。
ステファニー
アルドレットクロウ所属の白魔導士。種族はエルフで、淑女然とした美人女性。
白魔導士として苦労してきましたが、ツトムから指導を受けてメキメキと頭角を現します。順番的に三番弟子ですが、ツトムに次ぐ実力を持つ程に。
ただツトムを敬愛し過ぎ、ヤンデレ属性が開花しつつあります。
見どころ – 好きなシーン
努がソリット社のミルルをやり込めるシーンがスカっとして好きです! 最悪の状況には至りませんでしたが、努の要求は間違っていないと納得出来ました。
特にスカっとしたのは、努がソリット社の提示してきた謝罪内容では足らないと返した時ですね。あれだけでもソリット社とミルルには相当なダメージがありましたけど、確かにミルル本人へのダメージは少ないものがあります。その条件ならミルルは他社でやり直す事が出来ますから。ミルルから悪意に満ち溢れた記事を書かれていただけに、この反撃はスカっとしました。
見どころ – 関係性、ここに注目!
努とカミーユの関係が好きですね。努にはそんな気がないようですけど、カミーユの心境の変化に萌えました。
カミーユはギルド長という立場ですし、実年齢はともかく見た目美人です。釣り合う男性がいませんし、カミーユ自身からしてもトキメクような男性はいなかったでしょう。
そこへ現れたのが努です。努自身の戦闘力は低いとはいえ、その指示によってカミーユはアタッカーとして新たな命を吹き込まれたといってもいいでしょう。結果努を見る目が変わり、努を一人の男性として接するようになったのがとても良いです。
エイミーが復帰した事でカミーユは努パーティーから外れましたけど、もっと居て欲しかったですね。
ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!