本作『転生貴族の異世界冒険録』は、
漫画：nini先生、原作：夜州先生、キャラクター原案：藻先生による異世界転生漫画です。
目次
あらすじ
主人公・椎名和也は、ある日包丁を持って暴れていた不審者から少女たちを救い、代わりに刺され亡くなります。そして死んだはずの和也は、カインという名の上流貴族へと転生します。ラノベが大好きだった和也は、現実に自分が異世界転生することができたことを喜び、異世界での生活を楽しみながら過ごします。
異世界では、通常5歳ほどで魔法が使えるようになりますが、それまで待てなかったカインは、自分で魔法の練習をし、5歳になる頃には、すでに魔法を使いこなせるようになっていました。
そして迎えた洗礼式では、神々から彼が異世界へ転生した理由が明かされ、発展が遅れている異世界の文明を、前世の記憶を活かして発展させてほしいと神々から頼まれます。快く引き受けたカインは、神々から桁外れの加護を授かりました。
常識外れの能力を見出し、異世界での使命を楽しみながらこなすカイン。その能力と人柄は、周りの人達みんなを虜にしてしまいます。常にワクワクドキドキが止まらない、そんなカインの新たなる異世界生活が始まります！
登場人物紹介
椎名 和也（カイン・フォン・シルフォード）
本当は誰も死なないはずの事件で少女たちを庇い、男に包丁で刺され死んでしまった椎名和也が転生した、上流貴族の三男坊。神様達から加護をもらい、人並外れた能力を持つ少年となりました。しかし、どんな時も優しい人柄は変わらず、自然に応援したくなる少年に育っていきます。
異世界の遅れた文明を発展させるため、異世界を満喫するため、カインは5歳にして冒険者となることを決意。冒険者としてギルドに登録ができるようになる12歳になるまで、父がつけてくれた家庭教師（ミリィとニーナ）のもとで、訓練を積むことに。
そして、神々が彼に桁外れの能力を与えたのには、文明発展のため以外にも何か理由がある様子…。
ガルム
カインの父。
神々の加護を受けていたため常識外れの数値だったカインのステータスを、カインは当初隠そうとしていましたが、次第に隠せなくなり、少しずつ父にステータスを明かしていくように。
新たなステータスを明かされるたびに、カインに驚かされる父。毎度恒例になるほどの光景なのに、毎回驚く父の表情や行動が面白く、つい楽しみに待ってしまいます。
しかし、大事なカインを守るために、ここぞという時には、かっこいい姿を見せてくれる素敵なパパです。
ニーナ
エルフであるカインの師匠。カインが冒険者になるためについた家庭教師の一人です。
ニーナは、カインが並外れた能力を持っていることにすぐに気付きます。嫉妬心を感じつつも、カインの能力に魅了されていきます。そして、能力だけではなく、カインの人柄にも惹かれ、師匠と弟子という関係を超え、家族のような存在になっていきます。
ニーナが危険に陥る場面では、カインを信じて懸命に戦い続ける姿がかっこよく、『冒険者』とはかくあるべし、というような立ち振る舞いでとても魅力的です。
レイネ
カインのことが大好きなカインの姉。弟にはとにかく甘々で、自身のステータスの称号に『カイン大好きっこ』と記されるほど。
そんなブラコンな姉にカインはたじたじ。姉を冷たくあしらいますが、二人の絡みが面白く、つい見たくなってしまいます。
シルビア
カインのメイド。知識がとても豊富で、カインが知りたいことや異世界のことなどを、その都度カインに教えてくれ、助けてくれます。
メイドにしているのはもったいないほどかわいく純粋な女性です。カインに忠誠を誓い、献身的なところも応援したくなります。
見どころ – 好きなシーン
一番好きなシーンは、カインが5歳のときの洗礼式のシーンです！
神々が降臨し、カインに話しかけます。興奮するカインに対し、落ち着けと言わんばかりの創造神。前世で人を助け、死んでしまったカインを哀れに思い、次から次へと加護をみんなであげてしまいます。そのため、異常な数値になってしまったカインのステータス。
考えのない神々のせいでカインはいろんな問題にぶつかるのですが、神たちがカインを可愛がる姿につい笑みがこぼれてしまいます。神との絡みは、この漫画の醍醐味だと思います！
見どころ – 関係性、ここに注目！
カインと婚約者二人（テレスとシルク）の関係性です！
エスフォート王国の第三王女であるテレスと、貴族最上位と言われるサンタナ公爵家の次女シルクが乗った馬車が、魔物に襲われているところを助けたカイン。二人はカインに一目惚れしてしまいます。そして二人は争うことなく仲良く二人でカインの婚約者になることを決めたのでした…！
ちょっとした嫉妬をお互いでするものの、カインはどちらを贔屓にするでもなく平等に大切にします。3人での温かい生活は、男としては羨ましい状況！ カインの優しさと能力に、惹かれずにはいられないのかなと思ってしまいます。
ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね！
