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作品概要・あらすじ
舞台はVRMMO「アーク・アース・オンライン」というゲーム。このゲームは、非常に人気が高いが、ホームページも運営も開発者も何もかもが不明な作品だった。このゲームにおいて、主人公の咲森鑑(さきもり かがみ)は、アルカイト王国というプレイヤーが建国したところに所属し、術士最高位となる九賢者のうちの一人「ダンブルフ」として有名であった。
ある日、使用しているアバターのリメイクをしていた咲森鑑は、彼が好きな女の子のアバターを作成した後、キャンセルせずにそのまま寝てしまう。そして、目を覚ますと、今まで遊んでいたゲームの世界にいた。しかも、自分の姿はリメイクした後の可憐な少女の姿だった。さらに、ゲーム内では30年の月日が流れていた。混乱する中、「ダンブルフ」から賢者の弟子「ミラ」と名前を変えて、生活していくことになった。唯一のオンライン友のソロモンと出会い、ミラとしてこの世界での冒険の旅に出ていく。
主人公の人物紹介
咲森鑑
28歳の青年です。ゲームの中では九賢者の一人「ダンブルフ」としてプレイしていましたが、異世界では、「ミラ」という名の少女として冒険しています。
ミラは、見た目は可憐な美少女で、周りを惹きつけるほどの魅力を持っています。しかし、中身は九賢者ダンブルフのため、一人称が「わし」になっています。主人公の咲森鑑は28歳ですが、ダンブルフに愛着を持っているため、ダンブルフと同じ口調となっています。
性格は、基本的には好奇心旺盛な性格です。しかし、ついはしゃいでしまう面や冷静な面も見せるなど、年寄りらしさも少女らしさもあります。
また、戦闘能力が高く、召喚魔法を使うことができます。さらに、仙術や精錬技術を活かした魔封爆石という爆弾を使うなど、多彩な戦闘をします。
登場人物紹介
ソロモン
この人はアルカイト王国の国王で、ダンブルフと同じプレイヤーの一人です。長い間このゲームの世界で暮らしています。また、ミラ(ダンブルフ)に熱い信頼を寄せており、いろんなことをミラに頼みます。
性格は、人々の前では国王として威厳を見せていますが、実は人懐っこい性格です。私がソロモンを好きな理由はこのギャップです。彼は、常に国のことを考えており、魔物の対応や国の情勢を考えるのに苦労しています。
ルミナリア
この人は、アルカイト王国の九賢者の一人で、「天災のルミナリア」という二つ名を持つ、最上位の魔術士です。また、ダンブルフ、ソロモンと知り合いだったプレイヤーです。赤髪の美女でその外見も魅力があるのですが、実は中の人は男の人です。そのため、ミラやソロモンに対しては、素の話し方を見せます。また、ミラに対する激しいスキンシップも特徴的です。素の男の時の態度が魅力的な人物です。
ヴァレンティン
九賢者の一人で退魔術士です。また、二つ名は「影絵のヴァレンティン」です。黒の英雄と呼ばれるその強さが魅力的な人物です。
リアルではペットショップの店長だったため、動物が好きです。
カグラ
九賢者の一人で陰陽術士です。また、二つ名は「七星のカグラ」です。この人の特徴としては、かなりの猫好きという点です。また、ネーミングセンスが独特で、自分の式神に変な名前をつけています。
漫画の見どころシーン
見どころシーンは、「リリカと再会するシーン」です。ギルド・エカルラートカリヨンに所属する盗賊のゼファードには、妹のリリカがいましたが、流行り病で亡くなってしまいます。ゼファードは自分の知識不足のせいで妹が亡くなったと自分を責めていました。
ネブラポリスの暗丞の鏡は死者と会話することができるものです。ゼファードが亡くなった妹の名であるリリカと呼ぶと、少女の姿が映し出されました。
そして、自分を責めるゼファードに、「お兄ちゃんのせいじゃないよ」、「一生懸命わたしを支えてくれたお兄ちゃんにありがとうって言いに来たの」と言います。その言葉にゼファー度は涙し、自分がギルドで活躍していることを伝えます。
以上が、兄弟の絆を感じられる感動的なシーンで、最も好きなシーンです。
漫画の見どころポイント
見どころポイントは「ミラとマリアナ」の関係性です。
マリアナは、ダンブルフの補佐官を務める妖精族の少女です。ダンブルフが姿を消してから30年間ずっとダンブルフのことを一途に待っていました。ダンブルフがミラとしてこの世界に来た時には、マリアナには自分がダンブルフと打ち上げずに過ごしてきました。しかし、ずっと嘘をつき続けるのも苦しく、真実を打ち明けるシーンが非常に感動的です。打ち明けてから、それまで以上に二人仲良くするシーンが非常に印象に残ります。待ち続けるマリアナがとても可愛らしいです。