本作『魔王様、リトライ!R』は、
漫画:身ノ丈あまる先生、原作:神埼黒音先生による異世界転生漫画です。『魔王様、リトライ!』の続編となっています。
目次
あらすじ
ゲームを運営していた大野昌は自室で仮眠していたはずなのに、目覚めるとゲームキャラの「暴虐の魔王」と恐れられる九内伯斗に転生していました。
管理者コマンドは制限がかかった状態ながらも、魔王だけあってスペックは高く、チートな能力で無双していきます。
何故自分はここに飛ばされたのか?元の世界へ戻る為にはどうすればいいのか?と手がかりを求めて各地を旅していると、様々なトラブルに巻き込れていきます。
今回は北の迷宮から帰還して一段落ついた所から始まり、溜まったポイントでゲームキャラの藤崎茜を召喚。茜、オルガン、ミンクを連れて魔族領へと侵入し、獣人や悪魔相手に大暴れをしていきます。
登場人物紹介
九内伯斗(大野昌)
ゲームのラスボスキャラで「暴虐の魔王」と恐れられた最恐のキャラクター。こちらの世界では力が制限されている為に、その能力をフルに発揮出来ているわけではありません。ただ、その制限された状態でも圧倒的な強さを誇ります。
管理者コマンドに制限がかかっているものの、地道に貯めたポイントで側近であった桐野悠、田原勇、藤崎茜等を呼び出して部下にしています。
大野昌が転生した姿ということもあり、基本的な考え方や性格は温厚です。ただ、魔王然とした見た目と、人間離れした能力によって、勘違いされて恐れられています(普通の事を話しているだけなのに周囲がそれを曲解して、畏怖されるというようなパターンです)。
女性関係は期せずしてハーレム状態。三聖女のルナ・エレガントとエンジェル・ホワイト、アク、桐野悠、オルガンといった多くの女性キャラから慕われています。
田原勇
九内の側近であり、銃器を扱わせれば側近随一の能力を持ちます。唯一”天才”の設定がされているキャラクターでもあり、戦闘面以外でもその能力をフルに発揮します。温泉旅館の管理だけでなく、ラピの村の開発や警護まで担当している万能キャラです。
性格は基本的に温厚で、身内にはとても優しい人物です。ただ、九内の命じる事ならなんでもしますし、敵に対しては容赦がありません。
また、妹の真奈美を溺愛しており、妹ともども九内に助けてもらったということで絶対の忠誠を誓っています。
桐野悠
九内の側近の一人で、天才医師です。常に白衣を着用しており、パっと見はクールビューティーな美人女医です。愛する九内に接する際は乙女らしい一面を見せます。
指を好きな医療器具に変化させることが出来、ほとんどの病気は治す事が可能です。ただ、マッドサイエンティストなところもあり、目的の為なら人体実験や残虐行為でも顔色一つ変えずに行ってしまいます。
現在は九内が建てた野戦病院で医師として勤めており、陰でエゲつない事をしながらも住民達の前では笑顔を振りまいて天使のような存在になっています。
ルナ・エレガント
三聖女の一人で、ツンデレ系ヒロインです。元は貧民ながらも魔法の才を認められ、教会に入って聖女として扱われていました。
魔王出現の報を聞いて討伐に向かうものの、九内にあっさりと負けてしまいます。そこからは九内と腐れ縁という感じで付き合い、今ではトゲトゲしい部分も消えて、年頃の少女らしい笑顔を見せるようになりました。
エンジェル・ホワイト
三聖女の中では最年長で、聖女を束ねるような存在です。常識があり、他の三聖女とは違って政務にも関わっては苦悩しています。
九内のことを魔王だと知りながらも、惹かれていく自分を止められずにいます。
見どころ – 好きなシーン
魔族領に入り、九内とオルガンが共に過ごすシーンが良いですね。
オルガンは悪魔王ベルフェゴールの血をひいており、人間とのハーフながらもその能力は人間界ならトップクラス。そのオルガンが、九内の所作でイチイチ驚く所が面白いです。それなりの能力があるからこそ、九内の能力が異常な事に驚くところが良いですね。
その中でも一番好きなのは九内がアジトを建てた時。これまでの人生でまともに寝ることすら出来なかったオルガンでしたが、九内と一緒だと安心して眠れる…と放心状態になるところが良かったです!
見どころ – ここに注目!
九内とオルガンのカップルが好きです!
九内の方はオルガンに対して恋愛感情は持っていませんが、庇護対象であるとは考えているようです。オルガン自身はS級冒険者ですし、悪魔王ベルフェゴールの血を引いているので相当な強者なんですけどね。それでも外見はか弱い少女といった感じですし、魔族相手だと力不足なのは事実。九内は前世の知識もありますし、こんな少女を放置しておけない…と紳士的な態度で接する所が良いです。
一方オルガンも九内ほどの強者を見たことはなく、また紳士的に振る舞う九内に惹かれていきます。最初は九内を魔王だと警戒しまくっていたのに、父というのものはこういう存在なのかと九内に気を許すように。
性格も良いですし、応援したいカップルです。
ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!