異世界のんびり農家 あらすじ・キャラ・見どころ紹介!

本作『異世界のんびり農家』は、
作画:剣康之先生、原作:内藤騎之介先生、キャラクター原案:やすも先生による異世界転生漫画です。

あらすじ

 主人公・街尾火楽は、ブラック企業勤めで身体を壊し死亡するも、死後に神と出会って異世界へ転移させてもらいます。その際、身体に巣くう病魔を取り払っただけでなく、若返りも。さらに「病気にならない身体」「人の少ない場所へ転移」「農業をしたい(万能農具を授かる)」という三つの願いを叶えてもらいました。

 火楽は準備万端で異世界へ転移させてもらったのですが、飛ばされた先は森の中。そこは凶悪なモンスターが跳梁跋扈し、人々は「死の森」と称して近づかない程のものでした。本来ならサバイバル生活も厳しい所ですが、神から授かった万能農具を使うと、作物はすぐに育つし武器にもなります。

 こうして火楽は死の森でサバイバル生活をしながら、モンスターや異種族と楽しく生活をし、「大樹の村」を興して悠々自適なスローライフを送っていきます…!

 

登場人物紹介

ヒラク=マチオ(街尾火楽)

 ブラック企業勤めで身体を壊し、晩年は病院のベッドで過ごした経緯もあって、死後の転移時に神へ三つのお願いをします。これが期せずしてチートな能力でした。

 病気にならない=常に体調は万全ということで、睡眠時間がなくとも問題ありません。また夜の生活時でも、何度してもヘバらないタフネスに。

 農業をしたいとお願いして授かった万能農具は、ヒラクの身体の中に宿っており、出し入れは自由。しかも農具として地面を耕せば、農業に適した土地へと早変わり。武器として使えば、竜族すら容易に屠れる程の威力を持つものに。常人だと使用する度に精神を削られてしまうものの、ヒラクの体調は常に万全なので悪影響を受けず、結果使い放題になってチート状態になっています。

 性格は温厚でかなりのお人好し。そこを嫁達から咎められる事が多々ある程です。ただ、人格者でもあり、その徳をモンスターや異種族から慕われています。

ザブトン

 イリーガルデーモンスパイダーのメス。座布団のような身体をしていることから、「ザブトン」とヒラクから命名されました。

 性格は温和で大人しく、知能は高め。言葉こそ通じないものの、ジェスチャーで意思疎通は可能で、インフェルノウルフといった他モンスターとも仲は良いです。

 その後、大量の子蜘蛛を生み、デーモンスパイダーを統括する役割を担っています。

 手先は器用で裁縫能力は高く、自身から吐き出した糸で洋服や小物を作るという一面も。

ルールーシー=ルー

 種族は吸血鬼で「吸血姫」の異名を持つ美女。ヒラクの最初の妻でもあります。魔法・薬学・魔道具等の知識に精通しているだけでなく、一国の軍事力に匹敵する程の戦闘力を持っています。

 宿敵である天使族のティアから追われ、死の森へ逃亡。インフェルノウルフ達から襲撃に遭い、もはやこれまで…というところをヒラクに助けられ、そのままヒラクのお世話になって妻に。

 夫であるヒラクには心酔しており、ヒラクに対しては優しい妻。しかし自分達を害するものには一切の容赦をしません。

ティア

 天使族の女性で、「殲滅天使」と畏怖される天使族最強の戦士。

 宿敵の吸血姫・ルーを追って死の森へ入りますが、インフェルノウルフ達に襲撃されて瀕死の状態に。そこをヒラクに助けてもらいます。

 ヒラクは神から「病気にならない身体」をもらったおかげで夜の生活も絶倫状態であり、それにたまりかねたルーがティアも引き入れ、ティアはヒラク第二の妻となります。ヒラクに惚れ、今では旦那様と呼んで敬愛する仲に。

ドノバン

 種族はエルダードワーフの男性。ヒラクの興した「大樹の村」へ住む事になった最初の男性でもあります。村長のヒラクを信頼しており、酒造りに関して一任されています。

 性格は温厚ながらも、武闘会戦士の部で優勝経験がある程の豪の者。

見どころ – 好きなシーン

 ヒラク vs ハクレンのバトルシーンが一番好きですね。

 ヒラクは神から与えられた「病気にならない身体」と「万能農具」の恩恵で、魔王や竜族すら一目置く最強状態になっています。実際、魔王すら扱いに困っていたワイバーンをも、ヒラクは瞬殺でした。他にも色んなモンスターと戦ったヒラクですが、基本的にすべて一撃で倒して二の太刀要らず。

 なのにハクレンは何度もヒラクの攻撃を回避し、逆にヒラクを挑発していました。最後はフェイントを混ぜたヒラクの攻撃を喰らって敗れますが、ヒラク相手にあそこまで戦えたのは凄かったです!

見どころ – 関係性のイチオシ!

 ヒラクとルーのカップルが一番良いですね。

 吸血姫という二つ名を持ち、一国の軍事力にも匹敵する戦闘力を持つルー。性格はキツメで手厳しいところもありますが、夫であるヒラクに対しては優しい妻であり乙女になっています。こういうギャップが素敵ですし、戦闘以外の面(薬学等との知識)でヒラクをサポートする姿にも好感が持てます。

 一方ヒラクも、ルーは最初の妻なだけあり、溺愛しています。その包容力でルーを一人の女性とさせたのは凄すぎました!

 ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!