ナイツ&マジック あらすじ・キャラ・見どころ紹介!

本作『ナイツ&マジック』は、
漫画:加藤拓弐先生、原作:天酒之瓢先生、キャラクター原案:黒銀先生による異世界転生漫画です。

あらすじ

 主人公が交通事故により死亡し、異世界へ転生する事からストーリーは始まります。

 転生した異世界では、生前とは全く異なる文明の世界が広がっていました。中世を思わせるような王国文化と、その国を守る騎士団が存在し、そして前世の世界にはなかった魔法が使われる世界です。

 シルエットナイト(幻晶騎士)と呼ばれる巨大ロボットまで存在するファンタジー感満載の新しい世界で、ロボットオタクの主人公は、自分の理想とするシルエットナイト作りを目標に掲げ、自由自在に新しい第二の人生を楽しんでいく事になります。

 共に成長を重ねていく幼馴染や、一緒に夢を叶えるべく奮闘する技術職人仲間、そしてナイトランナー(シルエットナイトの操縦士)を目指す中で出会う騎士団員たちとの人間関係が様々な展開を生みだしていきます…!

登場人物紹介

エルネスティ・エチェバルリア(エル)

 異世界からの転生者です。不運な交通事故にて亡くなった前世では、周囲から「最終防衛ライン」と称されるほどの凄腕プログラマーとして活躍していました。

 転生した当初は記憶の混乱もありましたが、ある事件をきっかけに落ち着き始めました。その後は、魔法の術式などをプログラミング技術として置き換えたり、より効率的な運用への改良や新しい術式の構築を行ったりして、前世で培われた才能を幼少時代から発揮していきます。

 壮絶な処理能力を誇る圧倒的な頭脳を持つ彼ですが、ロボットオタクという側面も持っていました。理想のシルエットナイト作りへの情熱は、本人だけにとどまらず周囲を巻き込み、突き進んでいく事になります。その為には、ナイトランナーとして必要な体力や魔力を身につける努力は惜しまないなど、常に前向きな姿勢で物事に取り組んでいきます。

アデルトルート・オルター(アディ)

 エルの幼馴染です。双子の兄がおり、幼少期からエルと共に3人で過ごしていました。

 何よりも「可愛い」と思えるものが大好きな少女です。しかし、その「可愛い」の判断基準は、彼女独特なものとなっており、時に他人からは共感を得られない事もあります(シルエットナイトも、彼女の基準では「可愛い」に分類されるなどがその一例です)。

 エルのことも、ぬいぐるみを扱うかのように可愛がる姿が、作品中でも多数見受けられますが、ライヒアラ騎操士学園に入学後、とあるトラブルをきっかけにエルへの感情も恋心に変わっていきます。エルに近寄る女性に対してやきもちを焼くようになったり、アディの少女から女性への変化も見どころです。

 エルと共に幼少期から魔法のトレーニングなどを行ってきたため、彼女も年齢に見合わない才能を持ち合わせて活躍していきます。

アーキッド・オルター(キッド)

 アディの双子の兄であり、エルとも幼馴染です。トレーニング中のエルと幼少期に出会い、その後、ひょんなことからアディ共にエルに師事するようになりました。

 アディ同様、エルとの幼少期からのトレーニングにより、魔法や剣術などは年齢に見合わない素晴らしい実力者となりました。戦術は剣術など中心とした力任せの戦闘を得意とし、騎士としても心強い人材となって成長していきます。

ディートリヒ・クーニッツ(ディー)

 ライヒアラ騎操士学園でのエル達の先輩です。赤いシルエットナイトのナイトランナーが印象的です。

 好戦的な性格と同様に、戦闘も攻撃的ですが、強い自身とは裏腹に心の弱さがあり、思うような結果が出せないところがあります。

バトソン・テルモネン

 種族はドワーフで、鍛冶屋の息子です。エルやアディ、キッドとも同期の少年です。

 ライヒアラ騎操士学園でいじめにあっていたところをエル達に救われて、その後はエルの要望に沿う為に力を貸していきます。シルエットナイトの革新にも関わっていく職人です。

見どころ – 好きなシーン

 シルエットナイトに思い入れの強いエルが、初めてシルエットナイトを操縦する魔獣ベヒモスとの戦闘がおすすめです!

 夜間演習に参加していたエル達は、強大な力をもつ魔獣ベヒモスに襲われてしまいます。ヤントゥネン騎士団も敗れてしまう中で、壊れかけたグゥエールにエル自身が搭乗します。

 エルの天才的発想から、操縦桿を壊して手にしていた武器を通じて通常以上の動きを見せるなど、操縦技術の高さも発揮されるシーンです。シルエットナイトの稼働に関する仕組みなどを、現代版で説明してくれることもありがたいです!

見どころ – 関係性、ここに注目!

 フレメヴィーラ王国の国王アンブロシウスは「獅子王」と呼ばれる名君ですが、エルの最新技術を生み出していく才能に惚れ込みます。エルに無理難題を楽しそうに突きつけつつも、その成果をきちんと評価し、エルの要望にも応えていきます。そしてエルを信頼し、自身のための専用機を製作することをエルに依頼します。エルの自由な発想を活かせるのは、いたずら好きなこの国王との関係があってと言えます。

 ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!